eigonだって泳ぎたい あひる解剖学

あひる解剖学 hatta method  * BODY WORK

すべり症で反れない。/手と足の感覚とカラダの体液の通りのリンク

おはようございます。
あひる解剖学の時間です。
また少し長文ですが、ご興味ある方どうぞー。

人間の進化とともに退化した手と足の感覚とカラダの体液の通りのリンクのお話。

臨床:大学生体操選手女子ちゃん。
◉脳とカラダのお勉強:すべり症で反れない。
反れました。数ヶ月ぶりにブリッジもできました。終わり。笑



BODY WORK by eico hatta



動くカラダになるためには、土台となる足と手の着き方が実は大変関係しています。
着き方の順番を間違うだけで、骨盤特に仙骨と肩甲骨と対極の胸(胸郭=胸骨+肋骨+胸椎)の動きがロックされてしまい、どの動きもスムーズにいかなくなってしまいます。

少し話が変わりますが、中国に「流水不腐」ということわざがあります。
流れる水は決して腐らないという意味です。
人間のカラダですと、血液、リンパ液、水分という体液ですが、最も重要なのは、源泉の脊椎=背骨を流れる脳脊髄液です。

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https://eigon.hatenablog.com/entry/20180902/1535847587

ですから、脊椎=背骨が動かず変形するような姿勢やロックをかけるようなことをすると、水は流れませんからカラダが腐ります。
運動どころではありません。
特に猫背やストレートネックは最大のロック、現代の大問題です。

このことを踏まえて、ロックがかかる原因が、足や手の着き方にもあります。
基礎部が変わると骨盤の歪みも修正され股関節の可動域も増します。増すというか、それが本来の動き。

特に体操は、足も手もより多く着く競技といえますから基本の着き方がとても大事!

二足歩行に進化したことでこの二つは退化した、というより、現代のスマホやパソコンの長時間の姿勢により退化した、使い方を忘れてしまった、という方が今は正しい気がします。
土も触らなくなっていますから、手作業、アーチで床をつかむ機会が無い、ということです。
立派なシューズの開発も大事ですが、もっと基本的な所に目を向けましょう。
鈍感になったカラダを敏感に。

昨夜のコアトレレッスンでは、手と足の着き方だけで、かなり進化しました。退化が食い止められたというべきか。初期化されたというべきか。
またまた色んな人が参加してくれていて、
★ヨガの人はダウンドックがラク
★社交ダンスサルサの人はステップや、相手との組みの手の合わせでターンが押せる
★整体の先生は施術スタンスがラク
★バレエの人は、ルルベがぴたりパッセがぴたりと入る
★体操の子は倒立が止まるぅ
などなどに。

動画の女子の足を見てもらうとわかりますが、少し内側だったのが一番いい角度に自然となり(5度ぐらい開く)、結果さまざまなロックがはずれ、使い方も変えて、痛かったすべり症でも難なくそれることになりました。

そして、体操選手の陥りやすい点がもう一つ。
ふくむのやり方の間違いで骨盤後傾になり、分離症になります。腰が痛くなるので今度は姿勢をよくしようと、真ん中を通り越して前に行きすぎ、すべり症とヘルニアになります。
実はこの3つを抱えている選手が多いのです。
彼女もその一人。最初は分離症。今はすべり症。
とにかく「まっすぐの位置」を知る所からです。それから動きの中でコアを鍛え、まっすぐの位置キープでき動けるカラダにしていきます。
分離すべり症ヘルニアになってもあきらめずに取り組めば大丈夫です。
もちろん、ならないのが一番!ジュニアの時代、最初が肝心です‼️ご指導よろしくお願いします。

久々にブリッジしてとても嬉しそうに帰っていきました。良かった良かった。

手と足の着き方はぜひライブで。大きな変化ですよ‼️
やはり答えは、自然か不自然かに集約されます。
WSお楽しみに。6月から始めていきます。多分。笑
色々なものがサラサラ流れるカラダにお願いします!


今日から高崎で体操競技全日本個人総合選手権に帯同させて頂きます。
手と足の着き方、学ばさせてもらいます。
選手の皆さんガンバッ!(←体操的応援の仕方)
八田のスタジオレッスンは日曜まで休講となります。よろしくお願いします。

ではまたあひる解剖学でお会いしましょう。サイナラサイナラ、、。

happy day ( ^∈∋^ )/



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