eigonだって泳ぎたい あひる解剖学

あひる解剖学 hatta method  * BODY WORK

観察・点検・改善

おはようございます。
昨日は埼玉栄高校駒澤大学高校体操部の皆さんと。 
今回嬉しかったのは、1年生達がコンディショニングを知りたいという申し出があったことです。
やらされ感より自発的がやはり伸びる第一歩ですね。

🐤あひる解剖学×観察点検改善。
体操は本当にすごい競技なのでセルフケアは不可欠ですが、同じように習っても【クセ】は勝手にできてしまいます。
特に人は二足歩行になってから動きをどこかで補正しなから動くようになりがちで、【左右差】【上下差】が著しくなります。
片方しかひねらない、支持の軸手・軸足、種目別技の多さがそうさせます。
だから、競技特性とついてしまったクセを観察してどこをどのようにケアして初期化するかを判断するのが最初です。
全部を満遍なくケアも間違いではないですが、それだけだと左右差は埋まらないので歪んだまま平行線になります。

 

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観察点検することにより、クセも知るし、ケアの自分なりのパターンが見えてきて、動きの改善点がわかります。ただ闇雲にホグホグではなく、有効に建設的なものにして欲しいです。

体操の場合、肩や肘の痛さを訴える選手が多いですが、【手の長さ】の違いは常にチェックして下さい。
長い方が、毎回先に手が着くので交通事故にあったように痛みがひどくなりパンパンになり、肩や肘、関節に負担です。ネズミになるのもその理由です。(足は着地のカラダの使い方でネズミになることが多いです)

写真の足先は大きく二つに分かれます。手を上げてるのがひねりの方向。
❶右ひねりで足先は左が開き【これは二重人格と呼んでます。笑〕
❷左ひねりで足先は左開き
(素直なねじれではあるけれどこれだけ左右差があると上半身の補正が大きくなります。)

ひねる際も腕の運びや回る一瞬にどこに力が入るかで、痛む場所も人により全然違いますからケアする場所も変わります。
首・胸・腰・腹筋などです。
それらが力まないように回ることも改善の一つです。

参考ブログ

eigon.hatenablog.com


腕の長さは真ん中で手を合わせてみたり、手を下げて左右差を見ます。
差が出る原因は千差万別です。
検証すると、
❸左が長かった選手は、ロンダートの時に左手の着手がかなり内側に入ってました。ゆっくりやるとまっすぐにつけるのに、床の技に繋げてスピードをつけると何故か内側に入るクセでした。斜めに着手ですから伸びるのと、無理な着き方で腕がパンパンになります。この場合は完全に使い方を直さないと変わりません、ケアではありません。 

❹右がかなり長い選手は、カラダが歪んでもいて肩も相当落ちて大逆手などのひねりがしにくく痛みが出ます。
彼のカラダを観察すると、左の前鋸筋だけ発達してました。あん馬は得意と聞きましたが、左をよく使うので発達していて、右の筋力が追いついていない状態。
だからこれもケアではなく、右のトレーニングで筋力をつけなければ解決しません。
彼を前鋸筋を持ち上げて、肩を回させたら、難なく回りました。

このように【クセ】や【左右差】の観察をすることにより、対処が全く変わります。
ほぐすだけではないのです。
それをご理解下さいませー。

左右左のチェック方法の参考ブログ

eigon.hatenablog.com

左右差の検索で様々なスポーツや日常のことを多く掲載してますのでご覧になって下さいませ。

コンディショニングは、ただホグホグではなく、
・ねじれを戻す
・痛い場所を探しなぜそこが痛くなるのかを探す
・使い方を改善
・左右差を見る 
などを考えながらです。
日々改善向上になるセルフケアを。

左右差を僅差にすることで動きが俄然よくなり、パフォーマンスアップにも繋がります。是非観察点検して改善につながるコンディショニングの取り組みを。

あるロシアバレエでは、発表会の作品の振り付けができたら、必ず毎回反対の動きも練習して、筋肉と感覚の左右差がつかないよう=両方できるこをします。歪みが発生しにくくなります。
野球の素振りもよく100回やったら反対も、と言いますが、体操は反対のひねりができかねると思いますが、床でゴロゴロ片方だけするだけでも変わりますのでやってみて下さいね。

 

ではまたあひる解剖学でお会いしましょう。サイナラサイナラ、、。!(*・◇・)ノ

選抜ガンバです!

happy newweek ( ^∈∋^ )/

 

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