eigonだって泳ぎたい あひる解剖学

あひる解剖学 hatta method  * BODY WORK

『絶望読書』

おっはようございます〜。

昨日は、AKBの総選挙だったのですね。ちらっと見たら、彼女たちのメッセージを聞いていると、1位になった指原さん始め、ほとんどの子が「私なんて」「こんな私」という言葉が多いのに氣づきます。
そして、良くなかった時の方の氣付きが彼女たちを勇氣づけ、奮い立たせ、支えられたことを述べています。若い彼女たちだけでなく、そんな風に思う人は多いと思います。

たまたま今日は、おすすめの本を紹介したいのですが、実はそんな時こそ寄り添ってくれる本を紹介する本です。実にタイムリーかもしれません。
タイトルが『絶望読書』ですが、決して、絶望時に、ということでもないです。なんだか読んでいると、前向きな本よりじわじわ力が湧いてくるから不思議です。

私も、ずいぶん(今でも)「こんな私」と思う方なので、今日は、
◉本日のカラダのお勉強は、カラダの一部の頭:メンタルということで、オススメの本!

『絶望読書』 頭木弘樹 著

今日は更に長いよ〜。閲覧注意です。笑
長々と読みたくない人は、とにかくこの本、読んでください。以上!笑
是非、スポーツ選手も一般ぴ〜ぽ〜も指導者も、強い人も弱い人も、明るくても暗くても、皆さん、読んでみてください。


以降は、私事も多く長過ぎるので、スルーしてもいいです。笑 でどうじょ。


わたしが 「待っていた」 のは、この本でした!というくらいの本です。
なぜならば、私自身がこれまでの人生で、随分長い時間、「絶望」の期間があったからです。
そして、とてもとてもマイナス発想で弱い人間、素直じゃなく、天邪鬼で羨望感、劣等感だらけの人間だからです。今もそうだし、それはおそらく私自身が何も持ってないからだと思います。


世の中には、「前向きになる」「ポジティブになる方法」「癒し」みたいな本がほとんどです。もちろん、そゆ〜のも読みました。
でも、本当に絶望している時って、そんな本読めないです。笑
音楽も暗い歌とかバラードとかエレジーとか失恋ソングとかばかり聴いちゃう。笑
寄り添ってくれる人、音楽、映画、そんなのが欲しくなる。
だから、この本は私には待望の本でした。
待望の絶望。脂肪じゃにゃいよ。(ノ-_-)ノ~┻━┻ おんどりゃ〜

(以前、ブログでもご紹介した、同じ著者の『希望名人ゲーテと絶望名人カフカの話』こちらも笑えるほど、絶望感の方になぜか惹かれます。笑 もしかしたら、ずっと絶望の方がいいのかと思えるほど。笑)


『絶望読書』この本は、発売前に予約してすぐさま購入。
読んだのは、約1か月前5/21の、ウェイトリフティングのリオ選考最終の試合の山梨への移動の電車の中です。
あまりの感動で、この本を書いて下さったことの感謝を無性に伝えたくてなって作者にメールしたほどです。笑
第1部を読んでいる途中で、もうテンションがあがり、この本でどれだけの人が救われるかと、考えただけで、電車を乗り換え間違えてしまいました。笑

この時の試合の結果は、後一枠に3ポイント足りず、一騎打ちに負け銀メダルでした。
私はなぜか、このように(言葉に大変語弊があるのを最初にご了承下さるとありがたいです、悪意は決してありません。)最初の出会いが、すでに1位を取っているような人じゃない人をサポートする立場にあるボディトレーナーのようで…、上位以外の人たちが多いのは何か意味があるのか、と思うようになっていた時でもあります。笑
もちろん、その人たちは、私などいなくても、いずれ1位になっていくと思うのですが、それでも何かあまりにすごい演出されたドラマのように奇跡的で、上出来すぎで、出会ってからなぜか優勝してくれたりするから、関われている私もびっくらぽんなのですが。


トップ選手もたまにはありますが、なぜかいつもそれ以外の人の駆け込み寺的なアドバイザーになってることが多いかな〜。はは。
現役を終えて、次に向かいたい人へのサポートも多いですね、なぜなんだろ、本当に。笑 


前述したように、私自身も絶望の時間ばかりだったし、一度もトップを経験したことが無いので、とても共感します。ダンサー時代も群舞ばっかだった。ぶつぶつ。(そりゃ〜学校の運動会で1位くらいはありますよっ!何の自慢ね。笑)
だから、本当に本当にこの本は救いです。


今までなぜネガティヴな本が少ないのか、不思議で、すべてがハッピーエンド的になるのかが不思議でした。
最終的にハッピーエンドになったとしても、ハッピーじゃないこと、辛いこと、苦しい時の方が、人生には多くないですか?



例えば、多くのスポーツ選手は、もちろんてっぺんやオリンピック、上へ上へ、を目指しますが、それだけが全てではない〜〜!のであります。
いつも思うのは、メディアでも取り上げるのは優勝者とメダリストだけです。
では、2位以下は駄目なのか、と言ったらそんなことは絶対無いはずで、そこはスポットライトは当たらないのですが、だからこそ、私はそこに光を当てたいし、サポートをしたいのであります。
もちろん、ナショナルの選手でさえ、悩みはありますよね、それを乗り切れる人とそうじゃない人に分かれていく。
現役の辞めどき、夢の追いかけをやめる、そんな時も、夢をあきらめてはいけないと思わせる風潮があるわけです。そうじゃない人は何かに救われて欲しい。
それも長くも続くわけでもないし、やめる勇氣(勇退)や有終の美、終わり方、は必ずあるはずだし、そこまでに関わった多くの人と、プロセスに自ら光を当てていく、というスポーツの終活みたいなことを是非して行って欲しいと思う。あがきでもなんでもいい。
そんな意味で、そのお手伝いとか、寄り添い、をできたらなと常日頃思っています。
だって、選手時代より、その後の人生の方が長いわけで、その後の人生、指導者になる、親になる、社会人として、という時に、1個でも役に立つことを知識としてあるといいと思うのです。


だから、大した内容でもないですが、毎日カラダのことを公開して、どんな人でもどんな小さな悩みでも、何かしら抜け出せる方法はある、ということを氣づいてくれたらな〜と思うのであります。
1位をとる人は、もちろんその人なりの努力をしています。でも多分天才的に動ける、ことをわかっているので、そういうのも必要ないです。
でも、凡人には、それはなかなかわかりません。
自分がダンサーをしていた時に、カラダのことなんて、な〜んにも考えなかったし、ココロのことも考えなかった。どこにも教えてくれるところはなかったし、ネットもなかったし、そんな状況だったから、しなくてもいい怪我もして、舞台にも立てず、心も荒んで行って、このまま普通のおばちゃんになっていくんだろうとずっと思っていました。
だから、そういう時に寄り添ってくれる人たちなり、本なり、言葉、音楽や映画があると、人は救われると思うのです。


スポーツの世界を悪く言う訳ではなく、華やかな面ばかりではなく、多くの競技の選手が、現役のやめどきや指導者とのぶつかり、それぞれの大きな組織の中で、理不尽に耐えながら、スポーツをしている現実もあります。
怪我で絶望する選手もいますし、なんのためにその競技をやるのか、いつまでやり続けるのか、意味があるのか、なんてことの方も多いということ、さらには、栄光から逆に堕ちていく人も多いです。
だからこそ、そんな時に、そっと寄り添うこの本が本当に役に立つと思います!


自分はBODY WORKをしているから、ついついスポーツの話にもなりますが、スポーツに限らず、これは多分、どの世界のコーチング的なことでも、相当すごい一冊になると思います。
多くの選手、人が救われると思います。
K原選手にだって読んで欲しいと思うくらいです。
人間の人生には、そういうケースが多い、ということですよね。
どんな人も、本当に弱いのですから。

私の尊敬するパントマイマーのYさんに、落ち込んだ時、どうするのか聞いたことがありますが、彼は、「ちょっと卑屈かもしれないだけど、下を見る」と言っていたことを思い出しました。
確かに上を見るとその時はもっと絶望したりします。
でも、「今もこうしている時に大変な思いをしている人がいるから、私は、住む家があり食べているから幸せだ」というのともちょっと違う感覚です。
どん底って、本当は経験してないかもしれません。軽くは言えないのかも。
著者の頭木さんの経験談からも書いてあるのですが、「病気の辛さに休みがない」というのが、ちょっと想像を絶します。


私も、人に言えないくらいの様々な事柄を経て、辛い思いもあり人生を歩んできたのですが、その意味でもこの本がその時あったら、もう少し素直に歩めたのに、と思うほどです。笑


私は、年齢的にも、BODY WORKは、あと5年、と決めていますが、その時まで、どんな選手にも、特にどん底に堕ちてしまった選手、人、一人でも多くの方に手を差し伸べられる自分でいたいと思います。
その意味でも、読破したその日は、BODY WORKも、歩み方も自分の方向性がかなり見えてきた1日でした。


頭木さんは、恩人です、と言いたいほどです。本当にありがとうございますm(_ _)m
私も折にふれて、この本を引退したり、怪我した子、悩む指導者に教えたり、プレゼントしたいと思います。
保存版です。すでに宝物です。
人生の中でベスト3に入るほどの素晴らしい本です。
本当に感謝です。

この本を待っていて良かったです。本当に。晴れ間が見えてきています。
何より、私が救われました。はい。

て、ここまで読み返してみると、私は、完全にカフカ側ですね。笑

ありがとうございました。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
また再度咀嚼して、何度も読んでみたくなる本です。
絶望って、本当は、「絶好の希望」の略かもですね。

以上、オススメの本でした〜。




♪*・゚゚・*:.。.本日の音楽.。.:*゚:*:♪  C&K - キミノ言葉デ


言葉の力を有効に使おう。
歌詞もメロディも素晴らしい〜〜。泣ける。浄化できる〜。
「キミノ言葉」で今日も誰かを救い、救われる日々でありますように。



今日は、初金沢にて二つの講習会〜。
行ってきま〜す♪(((((((((((っ・ω・)っ ブーン 
暑い週末ですね。熱中症に要注意!水分補給、冷房対策しっかりと!
足首が冷えると、色々なところに支障が出ますので、着脱できる薄めのレッグウォーマーを!首もマフラー類を!
絶望を通して希望を胸に〜!な一日を!⁽⁽٩(๑˃̶͈̀ ᗨ ˂̶͈́)۶⁾⁾