eigonだって泳ぎたい あひる解剖学

あひる解剖学 hatta method  * BODY WORK

開けばいいってもんじゃない。元から開くことを知ろう。

おはようございます。
あひる解剖学【理解体芯緒】の時間です。
ご興味ある方どうぞー。
今回のもとても重要事項。基本をご理解願いたいと思います。まずはカラダのシステムを理解してから順番に実践。
飛び級をしなことを身につけましょう。
最初が肝心! 
周りも小さいことを見逃さないようにお願いします。骨が変形する前に!(結構多い事例です)

 
 


◉脳とカラダのお勉強:開けばいいってもんじゃない。元から開くことを知ろう。
開きたい、脚を上げたい、可動域を広げることを最優先にしたいのは重々わかります。
でもやはりカラダに負担なく、歪みなくの方が最優先事項でなければなりません。特に成長期に癖を染みつかせると、とても厄介で後で直すのが大変なのと、何より骨の変形、骨の成長に害になるからです。

希望:新体操の小学生。左脚が脚を上げるたびに、ボキッと音が鳴るのを直したい。←これが弾発股と言います。

 



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写真は順を追ってみて欲しいです。単なるbefore-afterではありません。

1枚目:まっすぐ伸ばしているつもりでも足先と脚の付け根は違う向きに回旋。元が開いていない。
脚が膝を境に曲がっている。膝や股関節がそのうち壊れることにつながります。扁平足+外反母趾・有痛性外脛骨にも。

2枚目:元が開いていないから、簡単な柔軟の形も前に倒れてしまう→元から開くことを教えるとすぐできるようになる。
硬いわけでも可動域がないわけでもなんでもない。
後ろ持ちもラクラク変わる。

3枚目:元が開いていない上に引き上げる力がないので、開いているように見えて、脚は前に回旋。カラダも甘えたように前傾。
元から開いて前よりは変わっても、左足先が頑張っているので、左は閉じが強い。
原因は、『右脚あげ+左足後ろ持ち』という新体操のパターンで、おきまりの緊張部分が発生→日々それの蓄積→腸腰筋郡、臀部、が拘縮して伸びることができなくなっている→それが骨に引っかかり、音がなっていいる。=弾発股(人により内側、外側に引っかかり音が違う)左右のカラダの捻りが発生している。

4枚目:移籍前に膝を伸ばすために、膝を上から押された、上に乗られたことが脳の拒絶反応により、膝が伸ばせなくなっています。とても悲しい出来事。とても足の甲の伸びが綺麗なのに、ヒザだけが伸びない。とても変な状態。(バレエでもプチチカ状態にすることがひどくなると、これと同じ状況になりがちです)
そのせいで腰がひけるので、上に引き上げることができなくもなっている。改善後、重心が後ろに戻っているのがわかると思います。

弾発股で、音がなくなったら終わり、ということではありません。いろいろ複雑で深刻です。
弾発股は警告なだけです。
開くことより、開くシステムをちゃんと理解して、順番に取り組むことをお勧めします。
成長期もそうですし、大人になってから、色々動くことを始めた人、これからやろうという人も、このような【基本のこと】を知らないと、ギックリ腰になったりしますので、ご注意を。

シワの無い折り紙→三角に余白なく折る→順番を経て綺麗に折っていく→鶴の完成。

をお願いします。


最初が肝心です!柔軟もトレーニングも飛び級は無しです。
基本をしっかり、慣らし保育で深めましょう!

ではまたあひる解剖学でお会いしましょう。サイナラサイナラ、、。!(*・◇・)ノ

happy weekend ( ^∈∋^ )/