eigonだって泳ぎたい あひる解剖学

あひる解剖学 hatta method  * BODY WORK

Y靭帯について知ろう❗️

 


今年は取り組みたい事もあり、SNSは氣まぐれpostします。
カラダの事は千差万別故に、当てはまらない事もありますが、何かのヒントになればと思います。
知って動くのと知らないで動くのは大きな違いがあると思います。取捨選択して眺めてみて下さい。



🐤人体で【一番強靭な靭帯】のお話。

 

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🐤あひる解剖学動作研究部
【開き方】がカラダへのダメージを与える⁉︎

競技は別として、【開脚】をしたい人は多いかもしれません。でも敢えて言うなら開き過ぎる事は自然体ではありません💦

特に、肩関節と股関節の球関節は、【脱臼】を防ぐために多くの靭帯と筋肉がSPとして全力で発動します。
中でも股関節周辺の通称【Y靭帯】の腸骨大腿靭帯は、人体で一番強靭だと言われていて、それ故に脚の開脚は注意が必要なのです。
脚を開くと【痛い】人は、当たり前ですが、本当に痛いからで、カラダからの声です。
痛いのを我慢してするのは回避するのが賢明です。
度を超えた事に対して、カラダが守る反射・反応は必ず起こります。それを無視すると、筋肉断裂や靭帯損傷、脱臼などになります。


後方へ脚を回す・開く際に行きにくい人は、開き方が少々乱暴かもしれません。その危険回避システムが過度に働くように動いていると言う事です。その積み重ねは結果開きを邪魔します。

Y靭帯は脚の動きに関わり、Y靭帯が硬縮すると股関節を屈曲・内旋させてしまい、後ろへは行かなくなります。
あひる解剖学の青本の、股ぐらWORK(p112.144.145など)のケアはこの硬縮をとるためですが、そもそも硬縮しない動きをすれば良いと思います。
加えてイラストにある恥骨大腿靭帯も硬縮➡︎開脚を阻み、両方が硬縮➡︎さらに動きを阻み、次回からの動きをしにくくさせてしまいます。

 

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写真の片脚の開きは、左右両側共システム発動しています。
特にすごい開脚ではなくても毎回発動します。それでは準備運動から筋肉を緊張させることを入力しているようなものです。

回避システムの一番わかりやすいイメージは、突然子供が飛び出すのを全力では引き止める親、という感じです。
つかず離れず手元に手綱を引いておいてあげるとダメージは少ないです。
壊れた扉の様に開きっばなしにせず、放牧し過ぎないのが大事です。

開き方も、前だけではなく横や後ろ側の筋肉も使うといいし、手綱(腸腰筋群や体幹等)を引きつつ、発動が強過ぎない様にする、発動したらケアをする、を繰り返して動きとシステムを理解して動くと感覚が掴めていきます。
じっくりその感じを味わってみて下さい。
(働いていない筋肉は結構あります)

カラダは動くものです。
全員参加でできる限り無理なく動きましょう。

回避システムは弱過ぎても強過ぎてもてもNGで、そこが難しいですが、知って色んな箇所と連動コントロールできると良い動きになるのかなと思います。
マニアックですが、動き方を育てると面白いように動いていきます。



happy day (*・◇・)♪

 

 

 

 

 


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