eigonだって泳ぎたい あひる解剖学

あひる解剖学 hatta method  * BODY WORK

脚と足の痛みは着地に注意 / カラダの使い方が最優先!間違えるからこそケアも必須

おはようございます。
またやむを得なく長文ですが大変重要なことでして、ご興味ある方はどうぞぉ。

◉脳とカラダのお勉強:脚と足の痛みは着地に注意。
蹴りより着地重視、であります。




実はここ数ヶ月、国内外方々から4人もの同じような症状の体操選手から相談がありました。
彼らは親指が麻痺、つま先立ちできない、指に力が入らない、スネが痛い、足裏が痛いなどなどの訴え。
それで、着地、特に女子は平均台の着地の写真や動画を送ってもらいました。
見てすぐ4着地ともアウトでした。わかりますでしょうか?しっかり前から観察して頂き早いうちに軌道修正して頂きたいです。

まずそれ以前には、まっすぐの姿勢を!になりますが、それはブログでもかなりあげていますので、カラダのカテゴリーで遡ってご参照下さい。

着地の負担がかなりすごいことを、まずは知って下さい。
例えばアキレス腱ピンポイントですととのくらいの負担だと思いますか?
皆さん体重の倍くらい?程度だと思っている人が多いのに驚きです。
実はtトン単位です‼️
ですから体重がモロかかるとアキレス腱断裂になるのですが。
それ故に、バレエではジャンプより、着地のためのヒザを曲げる【プリエ】を最初にバーでやり、ジャンプのケリにつながるバットマン脚上げは最後です。
とにかく着地の負担をカラダをひきあげ、カラダの使い方により全身に分散させて足にかかるのを最小にします。

着地の形で各関節や骨(特に脛骨と腓骨、膝お皿、骨盤)が違う方向向いていたら、もうアウトです。もろく崩れやすくなります。
崩れやすい形なのですから、それに足もそれに耐えようとして膝から下がかなり踏ん張るわけです。一番わかりやすいのが右下の選手。
他の女子も前の足のつま先が内側に入ってます。
この状態で前重心になり、そこへtトンの着地です。かなり足に負担です。毎度そうなのですから、足のあちこちが痛くなり、もうやめてくれ〜で、神経も参ってしまいます。
体操は普通の着地とは全く負担の大きさが違います。そこを充分に理解して着地のスタンス、カラダの使い方を抜きで練習して欲しいと思います。

男子は、明らかにかなり前重心の着地です。
実は彼はヘルニア持ちでもあり腰が痛かった為、腰の痛さから避けるために前のめりになり普通よりかなり前傾。それを長年やってきました。それ故に立位でも頭も前にある前重心。
やってみるとわかりますが、前重心過ぎるとそもそもつま先立ちができません。前につんのめってしまいます。それを阻止するため、足指を丸くしています。また緊張が加わります。悪循環です。
早く前重心をやめて、足のケアをしないと、変わって行けません。

女子は、かなり脚の内側の締めが窮屈になっていますので、そこの解放とケア、そして、骨を真っ直ぐに積み上げるスタンスに軌道修正しないとです。

着地は今は、前にかがむより、高い位置の方がEが高くなります。
背面はかかとから背骨の積み上げと、前は、土踏まずから(扁平足内側倒れは論外)膝〜大腿骨〜骨盤〜肋骨〜鎖骨〜頭蓋骨へと繋がる着地にしましょう。
骨で着地しましょう!
つま先から順番に着きますが、カラダは引き上げて居ます。
体操の場合は、着地のスタンス作りから、まずは床でやり、その後ロイター板で前から着地→後方宙着地→前方宙→ひねりなどの順で着地の練習をしましょう。

以上のトレーニングをお勧めします。
1センチの歪みが大きくカラダに負担をかけることをご理解下さい。だからこそカラダの使い方が最優先で、間違えるからこそケアも必須です。
(1センチは歯1本です。1本抜けたらカラダがガタガタになります。それでご理解下さいませ。)

とにかくまっすぐの姿勢・着地の形から!であります。
#ライブが一番

happy day :》