eigonだって泳ぎたい あひる解剖学

あひる解剖学 hatta method  * BODY WORK

腰が痛くて前屈ができない

おはようございます。
今日もカラダの勉強一緒にしましょう。今日も長いですよ。笑 ご興味ある方どうぞ。
休校で学習中のみんなもぜひ勉強してねー。

春は次の環境に移る若者も多く来ます。春から親元離れて大学で体操を続ける女子のケースです。

🐤あひる解剖学×腰が痛くて前屈ができない。



BODY WORK by eico hatta



女子の場合、出っ尻か骨盤後傾などが原因で腰が痛くなるケースが多いですが、彼女は3年間関わったので姿勢は大分改善されています。
色々検証すると、右足が内股ギミで、左脚ハムが張っている→右腰でそれを受け腰が痛い。
平均台のスタンスが、右足爪先が内側に入り、太もも前と横でストップをかけるので、力が入り、脚全体も内側に入り、直結する腸腰筋群が緊張して腰が痛いのに拍車をかけます。
もちろん、平均台は落ちない為に、そこに力が入るのは重々わかりますが、だからこそ、胴体の軸でできるようなトレーニングが必要です。

細かい検証で、右足つま先が内側にはいっているのがわかりづらいかと思いますが、この1センチ程度のことを見逃してはならないのです。
いつも言うように、1センチは歯だと1本です。もうガタガタになるのは想像できます。
この1センチを見直すことで、両脚がまっすぐ向くと、外側からの締めも無くなり、骨盤内も開き、動体も広く使えるので腰への負担がかなり減少します。
右足のストッパーが無くなると、左脚ハムの負担も消えます。

写真や動画の様々が原因の証拠です。
右足が内側に入るので、かかとと土踏まずの間のの所が盛り上がっています。
載距突起(かかとの一部、土踏まず形成の骨を支えるのが仕事)の真下。
ラソン選手に多いのでマラソン筋と呼ばれます。
疲れてくると内側に体が落ちてくるので、この部分が我慢に我慢を重ねて発達し筋肉みたいになります。
(先の東京マラソン日本新更新の大迫選手が最後必ず右脇を押さえていますが、あれくらい落ちていくのです)
彼女の場合は、右足が1センチ内側というだけで、ここが耐えてくれて盛り上がっています。ケアをしてあげて下さいね。
ここは後脛骨筋の腱に繋がる場所なので、底屈・背屈、足裏が内側に曲がる機能に使われます。正にストッパー。ヨガだと三角のポーズ、ランジ的な時も働きます。広くは開脚や脚の様々な動きにも影響します。
ですから、この部分の過度の緊張は様々な弊害に繋がります。

膝を曲げて腰のねじりをとるケアの形の写真ですが、無意識に左足が上に重ねています。本人もえーー言われるまでわかりませんでしたと。右足内側でストッパーになり、重心が一瞬後ろに移動しますから、ハムが耐えてパンパンで負担かかっています。その疲れがあるので、右足の上に乗せて少しでもラクになりたいとおんぷしているのですよ。
カラダってほんと色々現れます。反対の重ねにさせたら、違和感があると言いました。
でもそうカラダが言っているのであれば、負担かかっている方を上でやってもそれがいいのです。それがカラダの声をよく聞いてあげる、ということです。

動画は、前横太ももが優先筋肉になっている証拠。
なんてことない、正座から膝立ちになる動作ですが、それを前ももや腰でやっている人は腰痛予備軍です。

使い方を修正し、前モモのケアとストレッチ、つながる腸腰筋群のおストレッチ、足のケア、などをして腰の痛みは消えます。腰には一切触っていません、被害者なだけなので。
ひどい筋肉の緊張がある場合はそこもアプローチしますが、彼女は常日頃ほぐれッチしてくれているので、そんなにケアしなくても済んだ、ということです。そうでなければ腰痛が秘匿なりぎっくり腰のようなことを繰り返すことになります。コツコツセルフケアは必須です。それを励行徹底させた指導者の先生にも感謝です。だいたい講習会で終わってしまうパターンがありますので。きちんと理解してくれたことに感謝です。こういう時で現れます。
私もセルフケアをしている子は対処が楽チンです。



ちなみに足首が内側にぐねって倒れると舟状骨が押し出され骨が出っ張るのは、よくある有痛性外脛骨ですがそれとは違います。外反扁平足。
(それもブログで多く掲載していますのでご覧下さい)

修正とケア後は、全身軽くなり、立位前屈も難なくいき、午後から練習ですが、ウォーミングアップいらないです、と言って笑顔で帰りました。
よかったよかったーおしまい。笑
小さいことを見逃さないよう、観察力と敏感な感覚ををつけましょう。
彼女と3年間一緒に学んだことで、コンディショニングを自分でほぼできるので、ちょっとの修正でより良い形もすぐ感覚でわかるし、直せていけます。そのようになった、ということが本当に嬉しいです。大学でも継続して下さい。

お母さまから
「八田先生がいらっしゃるので、痛くても、先生のところにいけば痛くなくなるという、安心感でまたがんばれると思います!
あと4年間、大きなけがかなくがんばってほしいです。」と。
親御さんのお氣持ちよくわかります。大変な競技ですから常に怪我が心配ですよね。
そんなふうに思ってくれてありがたいのと、いつでもサポート・安心できる場所でいたいなと、またさらに精進したいと思いました。
新しい環境でも力を発揮できるよう、さらなる活躍を応援しています。

実は来てすぐ、ピアスに気づきました。笑
卒業式翌日に空けたそう。笑
解放感と憧れだったのでしょうね。小さいことだけど大きなこと。高3はキャプテンだった彼女。心の解放とともに、カラダの解放もして欲しいです。
ガンバー‼️💪

ではまたあひる解剖学でお会いしましょう。サイナラサイナラ、、。!(*・◇・)ノ

未だに小心者でピアスをあけられないあひるなのだ。それでいいのだ。
happy day ( ^∈∋^ )/


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太ももが優先筋肉は腰痛になる