eigonだって泳ぎたい あひる解剖学

あひる解剖学 hatta method  * BODY WORK

シリーズ左右差の弊害:右の股関節が硬い?

おはようございます。
長文です、ご興味のある方どうぞ。

◉脳とカラダのお勉強:シリーズ左右差の弊害:右の股関節が硬い?バレエ王子編
結果から言って写真の通り硬くないですね。気のせいです。笑 まずはその頭を柔らかくしましょう。もとい、ちゃんと自分のことを知るところから。


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かなり左の足先が開いてます。白い王子のTシャツも下のラインが歪んでいます。
仰向けで歪みを確かめる一つの方法ですが、これが左右対称に揃ったとしても解決にはなりません。使い方でまた左右差を作るからです。表層の見える所の歪みだけであり、問題はもっと深くあります。個々に違います。
彼はまだ若干中学2年。なのに左の背中の筋肉が盛り上がりかたいので、バレエの前に何かやっていたのか、聞いたら、サッカーと柔道をしてたそう。
そこで左右差の原因の一つがわかります。
左を軸にボールをける、左を軸に技を仕掛ける。どんどん左足が開きます。
その記憶が残っているし、追い討ちをかけるのは、バレエのバーレッスンでは、必ず毎回右足のムーブメントから始まり、左軸でバーにつきます。
骨盤も左に開きますので、それで右を開く行為は、自転車をブレーキしながら漕ぐということとなんら変わりありせん。それを右の股関節が硬いと、神よ人々は申し、それでもやり続けようとします。いかなるものでしょうか。笑
左右差をさらに拡大し、それとたたかおうとカラダは緊張し、傷を増やすだけです。お尻がキュッとしカチンカチン、肩も首もカチンカチン、これではなめらかに自由に動けません。いっそやらない方がよいくらいぃ。だって、間違った形を形状記憶させる練習をわざわざしているようなものだから。
優先してやるべきとこは、練習をすることではなく、傷をケアし、左右差を改善することです。
ぜひ、「私ものすごくかたいんです」と連呼する前に、ご自身の過去のカラダの履歴を遡り、左右差を修正する作業やカラダの使い方、知識を知ってやってみて下さいね。
 
体幹を鍛えるのも一つの解決策ですが、とりあえず基本のカラダを取り戻す方が先で、その上でトレーニングをしましょう。順番が違います。
カラダを知りましょう。理解して動かないと変わりません。
平昌オリンピックの前に大怪我をしていた羽生結弦選手は、練習できない期間、解剖学や人体工学を学んでいたそうです。自分で調べてです。だからこそ復活劇になりました。
誰かに直してもらう、では変わりませんよぉぉ。自分が変わらないとね。
よろしくお願いします。
そして一番は脳が変わらないと、理解しないと、カラダは変わりません。知識はそういう意味でも大事です。イメージ、想像・創造する力も大事。
ぜひ自分と対話して下さい!
ちなみに、彼にやってもらったのは、ごくごく普通に、骨盤を正面に向けること、その上でひきあげること、です。
上げる脚の問題ではなく、基礎部分に原因があることを御理解下さい!きれいにルティレが仕上がりました。美しいぃ!
次回は、シリーズ左右差体操編、またお会いしましょう。サイナラサイナラ.....。
 
happy super Friday:》