股関節唇損傷になる反り方!? - eigonだって泳ぎたい　あひる解剖学

おっはようございます〜。

◉本日のタイトル：股関節唇損傷になる反り方!?
今日のお勉強は「反り方」〜
股関節唇損傷になり痛い、という新体操をやっている子がいらしたんですが、「腰を前に出して反る」、と教わったそうです。
ん〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜あるあるですが、それはいかんいかん〜〜〜zeyo。多分日本に新体操が入った時からなんでしょう。

バレエではこんな風には反りません。2枚目の写真はバレエの解剖学の本の表紙絵。実にうとぅくすい〜〜〜♥
before after比較の見ての通りで、簡単に言うと「骨や筋肉が苦しく無いやり方しよう！」ってことですne。
股関節は、骨頭と呼ばれるボールのような形の骨が臼蓋と呼ばれるソケットのような部分に納まって骨盤を支えています。
よく見ると、イメージでは横から脚がはえていると私もそう思っていたのですが、斜め下から骨盤を支えているんですね。。。だから、普段から姿勢よく体を引き上げて（腹筋、背筋などで）立ったり歩いたりしないと、股関節に負担がかかって潰れるので、股関節が動けなくなる。股関節周りの筋肉も硬ければ、尚二重になり、可動域は拡げられないのです。
股関節ではこのボールのような骨がソケットの中でぐるぐる回る動きをします。ボールの表面はつるつるした軟骨で覆われており、ソケットの中も同じように軟骨で覆われています。臼蓋と骨頭との間には軟骨による隙間があります。軟骨はレントゲンには写らないのでこのように隙間が空いているように見えます。
股関節は、なんと、ボールとソケットの間は真空状態でつながっているので、例えば逆子で産まれた人などは、足をひっぱられて産まれているので、実際、外れ易くなっていて、この真空状態が保てない状態の方がいるので、本当にはずれる場合があります。
おんぶをして歩くことを想像すると分かりますが、歩きづらいですよね？おまけに重力もかかっています。
それプラス、無理に反る度にこんな感じにさらに体重をかけ、骨を潰すような身体の使い方は軟骨を潰し、関節から骨頭が外れないようにする役目の関節唇（自転車の泥よけみたいな形状）も壊れてしまします。
この子に、◯の方の正しい反り方をさせたら、股関節は痛く無くて、今まで腰を前に出して反るものだと思っていた、、と少しショック…だったようです。知らない、ってことは怖いですね。
そもそも、肋を前に出す、開くということは、身体がコントロール不能になります。身体は締まらないし、力が入りません。対極の腰は骨の間の椎間板も潰れて壊れるし、こんな反り方だと、反張膝・分離症・股関節唇損傷・股関節症・腰疲労骨折・変形性股関節症などなど本当に多くの故障に繋がります。
わかりやすいのは、針金を、U字に曲げるとしなやかに使えますが、同じ所を何回かV字に折って行くとどうなりますか？切れますよね？それが身体の中で起きる、ということです。
股関節部分も相当前に押し出されて、関節から飛び出しそうになるのを必至に頑張る関節唇も流石に壊れます。。軟骨も相当すり減ります。わ〜〜(」゜ロ゜)」
身体の使い方を是非変えていきましょう！
壁に身体の前面すべてをくっつけて、自分又は第三者にアンダーバストラインを背中から押さえてもらい、そる練習をして、形状記憶していくことです。反る時は、「吸う」で、反った先ではゆっくり吐きましょう。やってみてね〜〜!!
今日も長くなりましたが、新体操・体操・ダンスなどでこの類いの故障が無くならないのはこ〜ゆ〜身体の使い方を修正していかないからです。これは急務で直してほしい事項なので、お願いしま〜〜す！特に女性は将来出産する身体です！しっかり考えて動きましょう！見守る目もお願いします！