eigonだって泳ぎたい あひる解剖学

あひる解剖学 hatta method  * BODY WORK

左右差〜〜!ピルエットを回りたければ。。

おっはようございます〜。帰京しました〜。

※メールの返信、滞ってすいません汗。今日します〜。



愛知、熊本、色々また発見のあった3日間でした。少しづつご紹介できればと思います。


◉今日の身体のは左右差のお話。

バレエの男の子。殆どのバレエの子、というのは、ピルエットをアンディオールもアンディダンも右ばかり練習します。なので、普通は仰向けで寝て脚の開きを見ると右脚が開いているのですが、彼だけ左でした。それで原因を探ってみると、前後開脚の後ろの左脚が相当右側に入っている、膝立ちのポーズでも、左脚が相右側に入ります。こででは、左側が開いていきますね。ですから、まず、自分で左右差をチェックして、どうしてそうなっているかの原因を探す、もしくは、後ろというのはなかなか自分ではわからないので、2人組でチェックしていくといいです。
誰しも左右差はあります。左右が1mmも違わない人はいません。臓器の位置や重さから考えても左右差があるからです。
後は、日常の生活習慣や運動、特に左右差のあるスポーツや癖、などなど。
バレエはバーでは左右やりますが、いざ作品を踊るとなると必ず同じ方しかしませんし、体操では捻りは片方、軸の手も軸の脚も片方、新体操やフィギュア、シンクロなど審美系の競技も殆どの方が右前の前後開脚、右足上にあげる、左足後ろ持ちやアラベスク、パンシェなど、他の競技でも殆どが左軸です。
そうなると左右差が出て、無理に身体を使うので、特に成長期の子達は背骨などの弯曲は加速しますし、股関節歪みなどでなんらかの障害、成長痛などを起こしますので、指導者の皆さん、早い年齢の段階で氣をつけてあげて下さい。
★左右差の弊害は、
・左右とも捻りが入り、どちらか(特に軸になる方や体重かかる方)が坐骨神経痛になりやすい
・開いている方は、内側の筋肉のこりと膝のリンパ節のコリなどをつくり、外側のくるぶしの下が超痛くなります。
・反対側の足は、開いている方に引っ張られて内股ちっくになります。太ももの外側や腸骨筋などがかなり張ります。最終的に首や腰、背中などにもハリが出ます。開くのをとめようとして頑張るからです。
もっとあげられますが、とにかく左右差があると、それをなんとかバランスとろうとしてどこか数カ所が緊張することになるので、リラックスして身体を動かせません。
パソコンの前の皆さんも、脚の組み方や、立つ時どちら側に立つか、よく話し合う人はどちらにいるか、などなどで相当の左右差が出ていると思います。殆どマウスが左だと左脚軸になり、左脚の負担も結構です。
これ以上の左右差にならないように、普段から、座っている時、寝る時、開く方に何か置いてあげて、開かないようにしてあげるだけでも、身体への形状記憶になりますし、なによりリラックスできます。やってみてね。

そして、この左右差を放っておくと、開いている方は、ずっと引っ張られていて、ゴムが伸びて使えなくなるのと全く同じになり、痛みを伴いますので、必ず練習後に、『閉じる』という反対のことをしてあげるといいです。
前後開脚の場合、右前だと、正しくできている人は、後の左付け根が、ずれて歪んでやっている人は右付け根が痛くなります。


その部分のほぐしもそうですが、写真のようなあらゆる閉じることをやります。必ずです。※腰のいわゆるストレッチではありませんよ。
一人でもできます。脚をまげて反対の手で膝を床の方へ導き、付け根は、コマネチのラインに引き上げて閉じます。

●正座でうずくまって左右に身体を後ろへ回すようにストレッチします。
特にいつも後ろへ反ることが多い競技は、背中や各関節周りをよくほぐしてうずくまってから22時までに就寝して下さいね。背が伸びますよ!
勿論栄養もしっかりとらんとね!
(成長期に、筋肉を作り過ぎてしまったり、疲労を蓄積して筋肉をかためたまま寝ると、骨が伸びたくても、その硬い筋肉がとおせんぼして背が伸びなくなります。骨さん、どうぞ伸びてください!の筋肉にして寝ましょうね!それには伸びる栄養がないとね!)

●寝て膝を曲げている写真は。よく開く方、伸ばす方は特に念入りに閉じるストレッチ!腰のストレッチではないので、そうしないで下さい。
捻る前に脚の付け根のコマネチラインを上に伸ばしながら折っていきます。(閉じる)多分いつも開いている方が異常に痛い筈です。そのくらい負担があるんですよ!左右差で確認してみて下さいね!

●座って閉じるのも結構痛いですね。多分前屈できないと思いますが少しでもして下さい。
開くも閉じるもできないと身体的には困ります!!

開き過ぎると関節唇損傷や、関節症になったりしますし、そこの不具合で腰や太もも、首などに負担が及んで行きます。是非ちゃんとケアをして正しい身体の使い方を学びましょう!

部活などでは2人でやりましょう。写真、左手で相手のコマネチのライン、腰上へストレッチさせるようにひきあげて右膝とひっぱりあいます。押し付けるのではないので、そこを注意してくださいね。普段伸ばしたままで放っていますので、結構痛いですよ!ゆっくり、身体を感じながらやっていきましょう。
練習後に、自分の左右の開きの多い方を特に「反対に閉じる」ことをして終わりにしましょう!ケアも忘れずに!
結局、歪ませて使わない、りきませない、緊張させない身体の使い方が大切です!道具、長持ちさせて下さいね!

今日も長くなってしまいました。はは。ついつい、伝えようと思うと長くなります。。ライブだとすぐなんですがね。笑 少しでもヒントになると嬉しいです。


左右差はもう何度も書いていますので、繰り返しみたいになってますが、最近の読者もおられますので、下記を参照して下さい。
他にもからだのことのカテゴリーで記事一覧から検索すると探せますので、どうぞ〜。

http://d.hatena.ne.jp/eigon/20130905/1378344570

http://d.hatena.ne.jp/eigon/20140518/1400370510

http://d.hatena.ne.jp/eigon/20141019/1413676961

http://d.hatena.ne.jp/eigon/20150107/1420586176

http://d.hatena.ne.jp/eigon/20150724/1437694994

http://d.hatena.ne.jp/eigon/20150729/1438127269

http://d.hatena.ne.jp/eigon/20150820/1440028150

http://d.hatena.ne.jp/eigon/20150821/1440114293 

ちなみに、バレエの彼は、左軸が開くので、ピルエットの際、軸がぶれて左に倒れます。だから、回る練習の前に、先にやるべきことは、この左右差を埋めないと、なんですよ!!!
ピルエットを回りたければ、そこが大事!実はそれを言いたかったのです!


〆(。。)本日のお言葉   by ジミー大西

今、僕は三十二歳です。彼女はいません。でも、その三十二年間に恋はしました。
初恋も。
小学校三年の時でした。
小学校の二年生まで、僕は友達にも父母にも、まったく口をきかない少年でした。
話が、できない少年でした。そんな僕が、話をできる相手が一人だけいました。その女の子がしゃべりかけてくると、その時だけは、しゃべれるのです。その子が、初恋の人でした。
僕はその女の子としか、しゃべれなかったのです。ほかの子がしゃべりかけてきても、まったくしゃべれなかったのです。僕はその子としか、遊ぶことができませんでした。その子はみんなと仲よく遊んだり、しゃべったりしていたけれど。
僕はいつも、ひとりぼっちでした。みんなの輪の中には、入れなかったのです。
輪の中に入ろうとも思いませんでした。
でも、みんなで、花いちもんめをする時だけは別でした。その初恋の子が、僕の手をひっぱって、輪の中に入れてくれたからです。
終わりはいつもいっしょでした。僕一人だけ残って、
「花いちもんめ、まきさんがほしい」
と、その子の名を言う。
「花いちもんめ、大西君はいらない」
それで終わりでした。

でも、まきさんは、
「花いちもんめ、大西君がほしい」
と、僕の国語のノートに書いてくれていたのです。
僕はそれからずーっと、まきさんのことが好きで好きでたまらなくなり、えんそくの時でも、まきさんのそばから離れなくなりました。ほかの子からは、

「大西君、女の子どうしでごはん食べているから、むこうに行って食べて」
と言われても、ぜったいにまきさんのそばから離れませんでした。

それから、朝のちょうれいの時でも、本当は背の低い僕は前から二番目に立っていなくてはいけないのですが、真ん中のほうへ行って、まきさんのよこに立っていました。みんなから、

「大西、いつからそんなに背が高くなってん」
と、背中とかつねられても、その場所から離れませんでした。先生にもおこられましたが、次のちょうれいの時には、また、まきさんのよこに立っていました。

僕は本当に、まきさんのことが好きだったのです。
そして、長い夏休みに入りました。
その夏休み、僕は何回か、まきさんの家をたずねました。でも、いつもみんな出かけていて、だれもいませんでした。たまにおばちゃんが出てきて、
「いなかに帰っているの」
と言ってくれるだけで、まきさんとは、夏休み中、会えなかったのです。

いよいよ夏休みも終わり新学期が始まる日、僕は母のけしょう水をふくにつけて学校へ行きました。まきさんと会える、と思ったからです。
でも、まきさんは学校に来ていませんでした。
僕は、「明日は会える」「明日は会える」と思って、母のけしょう水をふくにつけて、学校へ行きました。
でも、まきさんは来ませんでした。

            *

夏休みは終わったのに、まきさんは学校には来ませんでした。
そして九月十六日の朝のことでした。先生が、
「実は悲しいお知らせがあります。昨日、まきさんは病気のため、おなくなりになりました。みんな、目をとじて」
と言うのです。僕は、何の意味かわかりませんでした。
先生に聞いたら、先生は、
「まきさんは死んでしまったのです」
と言うのです。僕は生まれてから、この時まで、知っている人が死ぬことがなかったので、人が死んでも、また会えるとばかり思ってました。

みんなでおそう式に行くことになって、教室に集まっていると、まきさんが教室の外のろうかのところに立って、僕を見て笑っているのです。僕が、
「まきさん。まきさん」
とさけぶと、みんなから、
「きもちわるー」
と言われました。
おそらく、ゆうれいを見たのは、あの時が最初で最後だと思います。
それから、みんなとそう式に行きました。それまで、そう式と言えばタダでおかしをもらえるところだとばっかり思っていました。

でも、まきさんのそう式では、おかしをもらってもうれしくなかったし、食べようと思ってものどに通らない。−−まだ、会えるような気がしてたまらなかったのです。
そして次の日、学校に行くと、まきさんのつくえの上に花がかざってありました。
僕はみんなが帰ってから、一人だけのこって、まきさんのつくえにすわり、まきさんが国語のノートに、

「花いちもんめ、大西君がほしい」
と、書いていてくれたことを思い出してました。
そして次の日から、だれよりも早く教室に行って、花の水をかえて、いちど家に帰って、それからみんなといっしょに登校することを始めました。
僕はその日から、そのことがバレるのがこわくて、みんなにむりしてでもしゃべりかけるようになりました。

それで、人としゃべれるようになったのです。
毎日、毎日、花の水をかえていました。
花がかれかかったら、自転単に乗ってしぎ山の下まで行って、ざっそうの色のきれいなのを三本ほど抜いて、かびんに入れてやりました。クラスのみんなは、
「花がかってにふえている」
とか言うので、もしバレたらどうしようと思っていました。そうしたら、先生が、
「みんなが帰ったあと、先生が花をいけているのです」
と言ってくれたのでホッとしました。
そしてクリスマスイブの日、先生にしょく員室によばれて、
「大西君がまきさんの花をいけていることは、だいぶん前からわかっていたのよ」
と言われたんです。
僕は、はずかしくてたまりませんでした。先生は、
「この二学期で、つくえの上に花をかざるのはやめて、せきがえをしようと思っているの。いい? 大西君」
と言いました。僕は、首を、たてにふりました。

二学期最後のせきがえをしたら、前にまきさんが使っていたつくえに、ぐうぜん、
僕がすわることになりました。

つくえの中を見ると、奥のほうにハンカチが残っていました。
おそらく、まきさんのハンカチだと思います。僕はそのハンカチを、小学校をそつぎょうする時まで、ずーっと持ってました。

これが、僕の初恋でした。



▼言葉で表すと壊れそうなので、読んだ率直に湧いた氣持ちを今日の優しさにして下さい。



朝晩が冷えてきました、風邪ひかないように!首とつく場所を冷やさないように〜〜〜!!! レッスンお待ちしています!
Goooooood Wednesday ٩(๑❛ᴗ❛๑)۶