eigonだって泳ぎたい あひる解剖学

あひる解剖学 hatta method  * BODY WORK

たかが小指されど小指。

おっはようございます〜。


昨日嬉しいことがありました。
体操選手が最近結構な頻度でコアトレに通っているんですが、G難度のカッシーナ(伸身コールマン 伸身コバチ1回ひねり)を今日の練習でできました〜!って嬉しそうに動画を見せてくれました。やった〜✧٩(・ω・٩)   
http://gymnastic.client.jp/hb_cassina_a.htm
高校生も離れ技がラクになったと言ってました。
コアはやはり大事ですね、そして、特に鉄棒は「しなり」が大切なので身体の柔軟性、連動性のあるしなやかな身体、胸骨と肩甲骨が動く身体が必須です。
それができるコアトレにしています。
さらにがんばろね〜!



◉本日のタイトル:たかが小指されど小指。
体操選手に着地の仕方のレクチャーをしていたら、どうも何度やっても左足が数センチさがるので、原因を探したら、左手小指を脱臼していて、小指が無意識に離れてしまうことが判明。

体操競技のように、すごい高い所や色んなすごい技ジャンプからの着地は相当な圧力、負担が身体のあちこちにかかりますから、たとえ5ミリでも1センチでもずれが命取り、ケガに繋がります。
小指は肩甲骨にリンクしますので、肩甲骨がこれではしまりませんので、=身体が締まりません。よって着地は毎度不安定です。
しかも着地が足裏全体でスタンプ押すようにしているので、これではかかとや膝、色んな所のダメージが多くて、しかも微妙な着地の修正、ふんばり、調整がとれにくいです。
左が数センチさがるということも、左が開く、ということですので、無意識に左を前にしようとする力みが発生します。
それは「いらない力」であります。
体操にはよくふかふかのマットがありますが、あれに沈み込む時には皆さん無抵抗に身体を委ねて、マットに降りますよね?力みは無いと思います。まさにその感覚を着地の際も実現しないとです!
力まず絶対値の着地の仕方を形状記憶していくと、「身体を先に作る」ことが身についていきます。
「たまたま着地した」から、「着地を先に作る」ような身体作りをしましょう!
脱臼した指は、その指を含む他の指、腕全体、背骨周辺もケアすると動きがよくなり、結果着地まで安定していきます。
着地、小指を侮るなかれ!であります!
ちなみに、彼にターンのまねごとをしてもらったら、やはり、何度やっても左側に倒れました。昨日のバレエ男子と同じ、左が開くと、左軸の回りは軸がとれません。そういうことに繋がっていますので、小指一つ見逃さないことです!
着地、見直してみてくださいね。
ケガが色んなことを教えてくれます。どうぞ、そのままにせず、ケガで自分のパフォーマンスがどう変わっているか、などにもズームインしてみて下さいね!



昨日の投稿に、バレエの先生がコメントして下さいました。


★丁寧な解説をありがとうございます。理屈ではわかっていたつもりでも目の前で
先生が観察⇒指導⇒すぐに変化が起こる
を見せて頂くと 納得⇒深い理解
に繋がります
でもその技術(指導)を体得するに至るにはまだまだ時間がかかると思いますが久しぶりに教えるのが奥深く楽しく感じる今日この頃です。
先生の背中を追っかけます。まだ影も見えませんが……



▼今日の記事のように、まずは、『観察』であります。小指の脱臼からどこまでわかるか、です。そして、それに対する修正、弱い所を強化、邪魔をしている可動域の無さ、動く身体の獲得、、などなどに向かって行くことです。
そのための身体やメンタルの知識:インプットが必要で、それを身体で実践実現する:アウトプットが必要です。そしてそれを何度も繰り返し、不安定から安定〜、意識的から無意識にできる、まで積み上げていく作業をする、であります。指導も頑張って下さい〜〜!!! 指導者の理解が何より一番大切です!





〆(。。)本日のお言葉   byディー・ジョーンズ(日本ラグビー・ヘッドコーチ

「優秀な選手が数多くいるのに、高校、大学、トップリーグも、高いレベルのパフォーマンスをするための練習をしていない。規律を守らせ、従順させるための練習では勝てない。足の速いWTBに中距離選手の練習をさせていたら走力が失われてしまう。ウサイン・ボルトはマラソン選手のような練習はしない」


▼僭越ですが、全く同意見です。コアトレもウオーミングアップもスポーツによって同じものをやっていては違う…ということに氣がつかないとならないし、もっと言うと、各人違う、ということです。弱い所を強化であり、部員全員が同じことをする、標準化の練習ではおかしいと私は思います。是非、自分のパフォーマンスに対応する練習、とりあえず、自分を知る、からですね。
昨日も体操の指導者さんから、「コアトレをよく理解させないと違う所をやる選手が多い事に最近気付かされした、指導する方がもっと気をつけなければならない」とおっしゃってました。
その通りであります。再度言います…指導者の理解が何より一番大切です!
よろしくお願いします! (*・ω・)*_ _)ペコリ 



今日も張り切っていきましょう〜!!(←体操的掛け声笑)
Goooooooood Thursday !!! ٩( ᐛ )و