eigonだって泳ぎたい あひる解剖学

あひる解剖学 hatta method  * BODY WORK

サッカーの蹴る前にすること

おはよーございますぅ。


◉脳とカラダのお勉強:サッカーの蹴る前にすること:順番を守ろう。支点・力点・作用点を理解してみよう。

サッカーの蹴ることを考えてみると、

支点:蹴れるためのカラダの準備をする:しなやかで強靭なカラダ

力点:体軸で動くことを体得する:蹴る方向:全員参加で

作用点:結果としての動き::ボールが飛ぶ


サッカーやっている高校生。
恥骨結合損傷で半年離脱。
診察を受けたところ、炎症が収まっていないから、1ヶ月半、肩甲骨左股関節の連携した動きと、内転筋を柔らかくすることに専念するように言われた、そう。
そう言われても、高校生の男子が一人でできるわけではないので....。笑
ということでいらっしゃったのではありますが、もし、お子さんがそう言われても、なかなかどこに相談していいかわかりませんよね?笑  
整体の先生、クラブの先生や部活の先生がお答えするのが正解なのでしょうか?私にもわかりません。
そういうところの窓口があるといいですね。


相談されたら私にできることはお答えします。笑

で、蹴りをまず見せてもらい検証。

1.脚だけが動き、上半身がほぼ動いていない。
2.全身に色々な筋肉や骨格があるわけですが、それらを使えていない。
3.プランクなどのいわゆるコアトレをしているようですが、グラグラ。使えるようなものはない。軸がわからない
4.ストレートネックで首が全く動かない
5.胸が前には動くが、後方にはほぼ動かない
6.つま先立ちができない
7.優先筋肉は太もも
8.股関節が開かな、開き方を知らない
9.脱力を知らない

などなどでした。とほほ。

ですから、これらに必要な、カラダの準備と軸トレ、蹴るスタンス、左右差を埋める、脳から変える、などなどをレクチャーし、かなり勢いよく力みないフォームに。
本人が「軽くて動きやすい」とニマニマしてました。笑

多分かなり手応えがあったと思います。1時間弱でこれだけ変わりますから、彼の持っている受信力も素晴らしいし、集中力、アウトプット力もあると思います。
これを継続していったら、いい選手になると思います。
そして、痛い左足も全く痛くなくできてます。


蹴る角度と、動き方が部分になってしまうと、もちろん、その負担になる部分が疲労骨折になってしまいます。
足をクロスしているところがまさに恥骨結合ですね。
当たり前ですが、スポーツはやる氣だけ、見よう見まねではできません。
特に、成長期は、

【筋肉を固めるようなトレーニング】

はお勧めできません。
経験値を重ねてある程度の選手なら、効率的に筋トレは効くでしょう。
その辺は、前にブログであげたので、十分に注意してみてください。
▼トレーニングの落とし穴と弊害 
http://d.hatena.ne.jp/eigon/20171019


彼は今リハビリ中なので、筋肉も落ちているそうですが、この余計な太ももと胸の優先筋肉がなくなった時が体軸トレの絶好のチャンスです!
怪我がチャンスだと思ってくださいね。変わるタイミングなのです。太ももや腰で動いていたカラダから体軸コアで動けるカラダに! 1日でも早いほうがいいです!

...そこで出会えたことも何かのご縁です。怪我のおかげ。
私も、どんどん変わる彼を見ていて、ご一緒したお母さんも思わず声をあげました♪
動画ではあまりわからないかもですが。ライブは奇跡が起きますね。本当、そう思います。私の細胞も喜んでおります。
よかった〜。
アメリカリーグ希望だそうです、是非勝ち取ってくださいね!
ケアも欠かさず、じっくり自分のカラダや動きを研究して、考えて、動くように、これからも継続して頑張って下さい!



コアトレの勘違いは、お腹を固めることです。
ぎゅーっとお腹に力を入れて、とか説明している文章を読んだこともありますが、そうすると対極の腰をやられます。
腹筋運動が腰痛の原因としてバスケ協会が推奨しないトレーニングとして取り上げられた記事もありますね。
その辺をしっかり学んで知って欲しいと思います。


成長期は特にまず、カラダ作りです。
ぜひそこの部分をしっかりやりましょう!



〆(。。)本日のお言葉   by 故中村勘三郎


形があるから型破り、形が無ければ形無しよ



基礎があるから
基本があるから
その上で次のステップへ。



週末は熊本です。熊本の皆様よろしくお願いします。
くまモン〜〜〜〜〜♪♪
happy weekend :)