eigonだって泳ぎたい あひる解剖学

あひる解剖学 hatta method  * BODY WORK

ドーハワールドカップで関西OBの米倉君が跳馬優勝おめでとう!

おはようこんにちはこんばんは
前後しましたが、先週の金曜土曜、2日間体操の名門、岡山の関西(カンゼイ)高校へ。
実は土曜は朗報が飛び込んできました!
ドーハワールドカップで関西OBの米倉君が跳馬優勝しました!おめでとう㊗️🥇🥇🥇🥇
私が初めて体操競技に関わらせて頂いた時の優勝メンバーです。本当におめでとう㊗️
ずっとその時のセルフコンディショニングを続けてくれています。嬉しいです😊
LINEでもお祝い伝えられて嬉しい😆
それでもオリンピックは0.07足りず個人枠補欠なんですね。とてもとても厳しい世界ですね。
にしても素晴らしい✨✨
世界体操への期待大です!ガンバー!

 

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今日は稀有ですがX脚について。マニアックな内容です。久々に長いですよー。(殆どの人には当てはまらないかもですが、もし同じ事でお悩みの方がおられたらご参考まで)
岡山だけに、
クセすごいんじゃーって感じ笑
ご興味あればどうぞぉ。
(*^◇^)あひる解剖学×X脚と姿勢と動作について。
バレエや新体操女子には割合多いX脚です。
(男女共O脚が断然多いです。カラダが落ちているのと前モモと横モモを固めるクセでハムを使えてないのが原因という検証。)
 
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骨盤後傾から始まる後転倒立       骨盤正しい位置から始まる後転倒立 
 
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途中出っ尻になり倒立になれない     綺麗に回れ

 
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倒立できず。                倒立完成。




(動画の再生不具合が多いので写真コマ撮り、FBかインスタでご覧下さい。)

 

高1。肩に力が入る、腰痛、カラダが繋がらない。あちこち痛いから成長痛⁉︎
観察すると、
・足先が広く立つ
・【太モモ】が中に押されている
開脚前屈の際、腰下部が丸まる
・長座が骨盤後傾
・少し猫背で少しストレートネック
などが判明。
推測ですが、1番の根本原因は「ヒザを伸ばす」ことを、横モモで押して覚えてしまったのだと思います。指導されたことを我流でそうしてしまった感じ。
ここがポイント!
膝のお皿を押すのは【反張膝】に繋がりやすく、
横モモを押すと【X脚】に繋がりやすいです。
彼は後者です。
足先が広い方がその使い方にラクなので外開きになっています。骨を無視した使い方です。
この形になると、骨盤から下の下半身(付け根とヒザ)がある意味ロックされ不動になります。
それ故に上半身がその土台に休憩して骨盤が後傾しがちになります。椅子に座っている感じになります。
少し猫背で少しストレートネックの彼が、この下半身の状態で体操の「姿勢を真っ直ぐ」にしようとすると、肩を上げないと頭部が動けない苦なります。だから肩があがりますし、全身も硬くなります。
どうしては、構造上そうだからとしか言えません💦
真似するとそうなります。
かなり全身が痛い💦
それでも彼の場合、柔らかさがあったりするのでなんとなく切り抜けてきたのかもしれませんが、やはり成長とともに苦しさがやってきます。
やったこと
・骨を説明して、骨で確認して積み上げて運動軸に乗ることを入力。
その上で、骨盤と肋骨と頭部を載せていく入力。
・骨盤後傾して痛い腰関連のケア。(腸腰筋・腸骨筋・前モモ・横モモのケアと腰下部・鼠蹊部のストレッチ)
・足りない体幹(体軸中心)と筋力トレ
・胸の使い方(胸骨と大小胸筋のケアも)
などなど。
以上により、元の横モモで押して立って色々していたことがもう不快になりました。そうしたらしめたものです!
その意識改革をして、良い骨の積み上げと姿勢を軌道修正して動作にも応用します。
車輪の感覚が変わり回りやすくなったと。
2日目、朝一番で体育館にきてやったことを復習していたと後で聞きました。そういう選手は伸びますね、きっと。素晴らしい!
動画は、わざと長座の骨盤後傾から後天倒立をさせました。骨の位置でパフォーマンス力が落ちることをわかって欲しかったからです。これは絶対うまくいきません。
座位の姿勢も気負わず呼吸などで良い状態にしてから始めると、無駄なく倒立にトンっと入れます。(afterの座位が撮れて無くてすいません)
・  
骨の確認で積み上げられたカラダと、胸郭の動かし方で上下半身の繋がりが生まれます。
腸腰筋は腰椎から着いていますが、イメージとして胸からと思うと動きやすいです。
あひる青本で言うところの【命綱】【イカの足】【カギリール】です。ここを離さないようにしましょう。
成長期の難しさは(大人のレッスンでもそうですが)、声がけにより我流にとってしまうことです。
今回のように「膝を伸ばせ」の受け取り方で後天的にX脚になったり、反張膝になったり、そのせいで全身が硬直したり、ヒザや腰、股関節を痛めることになります。 
成長期は特に骨の変形に繋がり、変形になってしまってからでは大変厄介で悲しい経験を余儀なくされますので、ぜひ注視してあげて下さい!
最近の講習は、全体ではなく、一人一人もしくは似てるタイプ別にしています。
今回の彼の場合は珍しいケースでした。
完璧な答えにはなっていないかもですが少し緒が見えたかなと思います。
もっと読み解く力育てます。
【骨で確認】を是非実践してみて下さい。筋肉は骨の安定のためのSPであり、いざという時の防衛隊です。そのことを理解しましょう。
今日は青森県にて。殆ど本州縦断の旅。笑
本日も色々なカラダ、読みといて解決法を一緒にラボしまぁす。頑張っていきましょう💪(←体操🤸‍♀️的声がけ)
米倉選手に続く選手が育ちますように!ジュニアから【基本のカラダ】をサポートできたらと思います。
ではまたね〜!(*・◇・)ゞ
happy day ( ^∈∋^ )/