eigonだって泳ぎたい あひる解剖学

あひる解剖学 hatta method  * BODY WORK

痛くなく動こう。

おはようございます。

あひる解剖学×体操選手のヘルニアと分離症とカラダの使い方。痛くなく動こう。
ご興味ある方どうぞ。

依頼は、ヘルニアから分離症になってしまった選手の、、、
◉鉄棒のトカチェフはヌキで反ったときに腰に痛みが出る。
◉つり輪の着地の下りの振り下ろしのときに痛みが出る。
のを直したいというケース。

体操では、
❶ヘルニアから分離症
❷分離症からヘルニア
に大別される特徴的な間違った使い方、癖があります。
❶は、出っ尻ギミで、どの反る時も腰でそる癖があり、椎間板がつぶれていきヘルニアに。その後反ると痛いものだから、痛さから逃げて逆に骨盤を後傾させて使うようになり分離症になるパターン。
❷は、姿勢の悪さからの骨盤後傾と、体操独特の「ふくむ」を間違えて骨盤後傾までしてしまい分離症になり、その後同様に痛みから逃げて、姿勢を前に移していき、すべり症やヘルニアになるパターン。
特に大胸筋が強い体操選手は、姿勢をよくしようとさらに大胸筋で引っ張ろうとするので胸があがり、腰がつられて引っ張られ腰が痛くなるパターンにもなります。

❶❷どちらも、真っ直ぐの姿勢を通り越して両極に行ってしまいます。とほほ。

結果的に【真っ直ぐ】を知っていれば間違わずに済むことですが、ふくむトレーニングや、真っ直ぐと思っているトレーニングなどで、お腹を固め過ぎて腰に負担がきて、いつしかこのようなケースになることが多いです。
それを知っておいた方が良いと思います。
腰は長引きますし、いったん癖になると、毎回そこに陥り、どんどん分離とヘルニアの箇所が増えていきます。かなり痛いです。
でも、もしそうなったとしても、カラダの使い方で回避できていきますので、使い方を知りましょう‼️
【使い方】です!



BODY WORK by eico hatta




BODY WORK by eico hatta




動画を元に分析を説明しますが、どちらも弓なりに反った形からカラダを丸くする瞬間が痛いのです。(吊り輪の方がわかりやすいです)
瞬間を止めて撮ったので分かりづらいかもしれませんが、頭と肋骨が先に反り、腰が支点となるから痛くなります。これは本当に激痛です。
痛いから着地がうまくいかないのです。

鉄棒でよく「抜け」と言いますが、胸が支点にならないとです。あの意味をよく理解しないとです。

そして背中を落として下半身をすぐ丸く持ってきてしまいます。その瞬間が空中で最も重力がかかり腰に負担がかかります。
下半身は、なるべく早く一瞬肋骨と骨盤がまっすぐになる体勢になるよう動かさないと腰が痛くなります。

ポイントは胸骨と恥骨です。そこが入れば難なくいけます。
バク転も、後方も全部同じ、ブリッジもです。腰が痛い人は、反って痛いようなら、準備運動もやらない方がいいくらいです。悪化するだけです。
一度椎間板が潰れてしまうと、かなりつらいし、ヘルニアになるともっと辛いので、、。経験者は語る。

反りも全て【骨】で動いていきます。
頭でそのシステムを理解させてからでないと、なかなか変わらないので今回はそのことを教えて、その後カラダで、痛い反り方と痛くない反り方をわからせました。
誰でも痛くない方でやりたいです。そうすれば必ず痛くない方で出来る様に入ります。
使い方を知らなかっただけです。
代償は大きかったですが、高校で知れて軌道修正できたのは大きいと思います。ジュニア時期から骨の損傷は避けたいですね!よろしくお願いします。

新人戦前に間に合って良かったぁ。  
後は【使い方】を練習で反復するのみです。
新人戦での活躍期待してますぅ!

もちろん、間違って使い痛くなった部分はケアしたり縮んだら伸ばすし、ひねったものはひねり戻します。
でも【使い方】が良ければそれも必要無くなります。

もう一つ大事なことは、何か動いて前傾したまま、後傾したままの骨盤の状態を戻さずに動き続けることに問題がありありです。
それは運動だけでなく、授業中の姿勢や物をとって屈む、掃除、運転、座り方、日常にも大いに原因がありますので、運動の前にリセットして【骨盤を真ん中に戻す】ことをルーティンにしないとなりません。
それをしないで歪みを蓄積していくと【ぎっくり腰】になります。

【使い方】ぜひ知って下さい!
ではまたあひる解剖学でお会いしましょう。サイナラサイナラ、、。!(*・◇・)ノ

happy day ( ^∈∋^ )/