eigonだって泳ぎたい あひる解剖学

あひる解剖学 hatta method  * BODY WORK

発達障害

おっはようございますぅ。

今日のカラダのお勉強は、発達障害

日曜日に録画予約していたNHKの特集。昨夜見れました。
15人に一人の発達障害
http://www1.nhk.or.jp/asaichi/hattatsu/special_video.html

とにかく、小学低学年〜大人、皆さんにご覧頂きたいです。
多分、ざっくりした発達障害に対する認識がかなり間違っていると思います。
私自身も様々な場所に行って、そういう話をよく聞くし、そういう傾向かなと思う子に会ったり話したりレクチャーすることが多いので、氣になっていました。
そして、自分のことも。

見てショッキングだったことは、私たちは何も知らない、ということ。そして先天性だけではなく後天性もあるということ。実際40代過ぎてそうなった方も出演されていました。男性が抱えているのはぬいぐるみですが、何かを抱えていないと話せない、ということでした。
実は私も、出産後から、軽い育児ノイローゼになり、思い当たる節があり、照らし合わせていくと、程度こそあれ、そちら寄りに変わっていったことに氣づきます。

そもそも、障害という言葉もよろしくないと思います。
得手不得手のようなものでもあります。
カラダのことが結構得意に見える私も、泳ぎだけは全くダメです。編み物や手芸一般も苦手です、でもそれは多分障害とは言いません。

驚くのは、特に感覚機能の難です。
とにかく「疲れる」のが特徴で、下記のような理由があります
★視覚★文字が3文字以上は見えない 光に弱い
スーパーやコンビニの照明で15分が限界で買い物もできない
★聴覚★音がパチンコ屋に入ったくらいに聞こえて、目の前の人との会話が聞こえない
★嗅覚★かなり臭う 
★集中力散漫★一つに集中できず、次々違うところに氣が入ってしまう 
★コミュニケーションとれない

実は、3文字以外、全部私は当てはまります。
レッスンにいらしている方は気づいているかどうか、いつも照明のことを聞きます。
音にかなり敏感で、時計の秒針の音はどこに行っても氣になるし、いろんな音にびくんとします。
嗅覚は一番で、どんな臭いもすぐわかります。前世は犬だったのかというくらい。
集中力散漫は、話がくるくる違う話題に変わります。
コミュニケーションは、一見、こういう仕事なのでとれているように見えるかもしれませんが、一方通行に話すのは得意ですが、人の話は聞けないタイプです。努力はしています。
だから文章で何かを伝えようとしているのかもしれません。毎回長くてすいません。(^_^;)
30代を過ぎてからは、集団行動は不得意で、いわゆる「つるむ」のは苦手で、氣のおける人以外とは話ができません。できているのはかなり頑張っています。苦笑 (私の場合、自分ではっきり参加の有無を言えるので、まだマシな方だと思います、一人がラクなので、放置プレーにさせて下さいといいます。笑 )
だから頑張ったそういう日はとても疲れます、頭がね。でもその対処法も自分で解放する方法をわかっているのでそれもクリアできています。

...ていうように、軽度ではありますが、そうだと思う、ことが昨日分かりました。


彼らが一番困るのは、
「普通」という世間の認識です。
世間というより、大多数派の価値観の優位。
「このくらい普通だろ」「わかるだろ、普通」こういう言葉が彼らを苦しめることになる、ということを私たちは知る必要があると思います。
そして、できる容量が多くない、多くならない、ということや、この感覚機能の難をわかって付き合っていくことを学ばなければならないと思います。
日本はまだまだその点が遅いと思います。
実際、欧米では、スーパーでも、照明をおとして買い物しやすくする時間を設けています。
東北大震災の時に、電気の節約で一時そうなった時がありましたが、あれくらいで十分ではないでしょうか?
日本はどこも照明が明るすぎる、と観光者は言っています。

思い起こすと、クラスに一人はそういう感じの子はいましたし、音読でつっかかっていた子もそうだったかもしれません。それに対し、苦笑した自分たちがいたことも、反省しなければならないですね。


以上は、マイナス面ですが、実は一つのことに飛び出てすごい才能があることもわかってます。
大江健三郎さんの息子さんの音楽の才能のようなことだと思います。
私もカラダのことがそうなのかもしれません、それ以外は特に何も得意ではないので。笑
番組でも紹介していましたが、数字にかなり強く、正確なので、経理の仕事でそういうい人を採用をしている会社があり、戦力になっているそうです。
そういう風に活躍、お付き合いできるといい社会にどんどんなってほしいと思います。

この番組は是非本当にみなさんでご覧になっていただきたいし、再放送を希望します。

ちょっとカミングアウトみたいになっちゃいましてすいません、でも多分多かれ少なかれ、そういうことあったり、周りにもいるような...。
何かがちょっと弱いだけのことではないでしょうか。
多数派がどうしても基準になりますが、少数派の負担や苦悩は相当のものです。
二次障害である、鬱や引きこもりなどの方が深刻だと言ってました。
そうならないためにも知識や環境を...と切に思います。
私の説明では全然ダメだと思うので、ぜひ、オンデマンドあるようなので、ご参考までに。
https://www.nhk-ondemand.jp/goods/G2017078242SC000/


朝からちょっと重い内容でしたが、是非、これからの何かにご一考くださいませ。
私はこの番組で、あ、私そうかもしれない、ということで、逆にちょっと安心しました。頑張らなくていいんだと、思うことでスッキリです。そういうこともありますね。


今日も暑い東京です。終日レッスンでお待ちしています、いい汗かきましょう!
心地よい1日を! (・◇・)ゞ